「無垢床にしたいけど、うちには猫がいるし…爪で傷だらけになるんじゃないか」
家づくりで無垢床を検討していると、一度はこの不安にぶつかりますよね。実はわが家もまさにその一人で、爪切りが大嫌いな猛ダッシュ系の愛猫と一緒に、ヒノキの無垢床で暮らしています。
結論から言うと、「傷は普通につきます」。でも、2年住んでみて分かったのは、傷そのものよりも注意すべきポイントが別にあった、ということでした。今回は、木材選びの実際の比較から、日常の傷、そして本当に怖かった「シミ」の話まで、包み隠さずお伝えします。

無垢床の木材選びで後悔しないコツは?
結論:「見た目の好み」だけでなく「毎日の裸足の感触」を基準にすると、後悔しにくくなります。
家を建てる際、マルホンやウッドワンのショールームで、ウォールナットやオーク、ブラックチェリーといった重厚で人気の高い木材を実際に見て回りました。色合いも質感もとても魅力的で、正直かなり惹かれたんです。
ただ、最終的に選んだのはヒノキでした。理由はシンプルで、「私、裸足で生活するのが好きなんですけど、やっぱ柔らかい木がこう、歩いてて気持ちいい」から。ウォールナットのような硬い木材は格好良い反面、家全体に使うと価格もかなり上がってしまうため、予算とのバランスを考えてヒノキに落ち着きました。
| 項目 | ヒノキ | ウォールナット・オークなど |
|---|---|---|
| 硬さ・足触り | 柔らかく裸足で気持ちいい | 硬くひんやりした質感 |
| 価格感 | 比較的抑えやすい | 家全体だと高額になりやすい |
| 色味 | 明るめ | 重厚で暗めのものが多い |
木材選びは「見た目の好み」で決めがちですが、実際に住むのは自分の足の裏です。ショールームでは、ぜひ靴を脱いで歩いてみることをおすすめします。
無垢床は猫の爪で本当に傷つく?
結論:傷は普通につきます。でも「猫の家ではなく人間の家」と割り切ることが大事です。
うちの猫は、ブリーダーさんに爪切りをお願いしても「もう切れない」と言われてしまうほど激しく暴れる性格で、家でも無理やり爪を切っている状態です。普段は段ボールの爪とぎでバリバリ研いでくれているのですが、おもちゃのネズミを投げると猛ダッシュで取りに行き、その勢いのまま爪で床を削りながら走ります。
その結果、床には日常的に細かい傷がついています。正直、走るたびに「あ、また削れたな」と分かるくらいです。
ただ、これについては「猫の家ではないので、自分(人間)が気持ちいい床にしてあげるのがいい」というのがわが家の結論です。傷がつくことを恐れて、傷に強いと言われるクッションフロアのような床材を選ぶよりも、踏み心地や質感を優先して無垢床を選び、多少の傷は受け入れる。そのほうが、二人と一匹の「ダラダラ生活」には合っていると感じています。

傷を目立たせない木材選びのコツとは?
結論:ヒノキのような明るい色の木材は、削れても色差が出にくく、傷が目立ちにくい傾向があります。
猫の爪で木の表面が削れると、内部の層が見えてきます。ここで意外な発見があったのですが、ヒノキはもともと色が明るいため、削れて出てきた内側の色と表面の色にあまり差が出ません。結果として、傷そのものは確かにあるのに、パッと見た印象としては目立ちづらいんです。
ウォールナットのような暗い色の木材が削れた場合にどう見えるかは試していないので比較はできませんが、「どうせ削れることを前提にするなら、比較的明るめの木を選ぶ」というのは、猫と暮らす家庭にとって一つの有効な選択肢だと感じています。
無垢床の大敵は「傷」より「シミ」?オスモ塗料の実力
結論:無垢床で本当に注意すべきは、爪の傷よりも水によるシミです。コーティングの有無で結果が全く違いました。
床のコーティングには、自然塗料の「オスモ」を使っています。実際に住み始めて約2年になりますが、水をこぼしてしまっても、1時間程度であればシミにならずに済むことがほとんどでした。
一方で、痛感したのがコーティングをしていない部分の弱さです。同じヒノキの切り板を使った無塗装の階段に、水気のあるものをうっかり置いてしまったところ、一瞬で染み込んでシミになってしまいました。
| 状態 | 放置時間の目安 | 結果 |
|---|---|---|
| オスモ塗料あり(床) | 約1時間 | シミにならない |
| 無塗装(階段) | 一瞬 | すぐシミになる |
「無垢床は削れば綺麗になる」とよく言われますが、実際にDIYで削る作業はかなり大変です。それを考えると、最初からコーティングをしっかりしておくことの重要性を強く実感しました。わが家ではメンテナンス用に、同じオスモの塗料を追加で買い足して、気になる場所に塗り直しています。
わが家で使っているオスモの塗料はこちらです。
メンテナンスはこちらで
まとめ:無垢床と猫は「割り切り」があれば十分暮らせる
- 木材選びは見た目だけでなく「裸足の感触」で選ぶと後悔しにくい
- 猫の爪による傷は日常的につくが、「人間が心地よい床」を優先する割り切りも一つの答え
- 明るい色の木材は、傷が目立ちにくいという副次的なメリットがある
- 傷より怖いのは水によるシミ。コーティング(オスモ塗料)の有無で結果が大きく変わる
猫との暮らしで無垢床をあきらめる必要はありません。「傷は前提、シミは対策」というスタンスで選べば、2年住んだ今でも十分快適です。
【今回紹介したアイテム】
よくある質問
Q1. 無垢床は猫の爪で本当に傷だらけになりますか?
活発な猫の場合、走ったり飛び乗ったりする際に日常的に細かい傷はつきます。ただし、明るい色の木材を選ぶことで見た目の印象は和らげられます。
Q2. オスモ塗料を塗っていれば水シミは絶対につきませんか?
わが家の実感では、約1時間程度であればシミにならないケースがほとんどでした。ただし放置時間や水量によって差があるため、こぼしたらできるだけ早く拭き取ることをおすすめします。
Q3. ヒノキって色が明るすぎませんか?
私もその点結構心配してました。今回の記事を書くにあたって光が当たる部分とそうでない部分を撮影してみたんですが、2年でもかなり飴色になってきていることが確認できると思います。色の変わり方も比較的早い気がするので私は意外と良かったのかな、と思っています。

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