家づくりを考え始めた頃って、情報がまだ粗いです。
土地。予算。間取り。性能。
全部ふわっとしていて、決めることは多いのに、決め手が少ない。
わが家は、その状態のときに先にやったことがあります。
工務店を決める前の段階で、夫婦で“思考ログ”を作ってマイホームの要望整理をしました。
iPhoneのフリーボードアプリを使って曼荼羅チャートのように、ポストイットを貼り付けるように。
ざっくばらんにお互いの要望を貼り付けていきました。
きれいな設計思想、みたいなものではありません。
その時点の「こうしたい」を、書き出しただけ。
でも、あとから見ると、これがあったからこそ何を削り、何を残すのか。
時間の無い後半の打ち合わせの中でこそ「作っててよかった」と思えました。
マイホームの要望整理は、設備リストではなく「理想の暮らし」から
家づくりの話をしていると、設備名が先に出てきます。
全館空調、無垢床、食洗機、太陽光発電、漆喰壁、窓、換気…。
もちろん必要な話なんだけど、早い段階だと、どこかで迷子になりやすい。
わが家が先に置いておきたかったのは、設備ではなくて、もう少し手前のものです。
- どんな状態なら落ち着くか
- 何がストレスになりやすいか
- 何は譲れないのか(理由込みで)
このあたりを、先に“文字で残す”方向に振りました。
思考ログの中心に置いた一言
チャートの中心に置いたのは、これです。
「幸せなマイホームでの生活!!」
今見ると、ふわっとしています。
でも、これで十分。
ここから周りに8つのテーマを置いて、注文住宅の要望として枝を伸ばしていきました。

8つのテーマ(当時の思考ログのまま)
① 家族みんなが暖かく快適で健康的に暮らせる家
- オスぎりすは基本Tシャツパンイチ!そのくらい暖かい
- メスぎりすは基本在宅。故に環境大事!!
- 断熱材は可能な限り厚く
- 断熱等級6以上 UA値0.4以下
- C値1以下
- 気密施工しっかり(完成前に測定)
- 床暖房無くても暖かい無垢材
- しろくまくん or 全館空調ユカコ?再熱除湿型?
- 熱交換型第一種換気
- 改質アスファルトルーフィング
- メモ:外中温度差20度時、アルミ 52%で結露、樹脂窓 73%で結露
- SwitchBotで結露ギリギリ制御可能かも

「性能を上げたい」というより、生活の前提に近いです。
どうすれば年中薄着で過ごせるのか、必要そうな項目を書き出していく作業でした。
② 地震・災害に強い家
- 私たちは大震災経験
- 災害に強いはマスト
- 耐震等級3以上
- ハザードマップで安心の土地
- 太陽光5キロ以上?
- 太陽光発電+蓄電池
- ソーラーチャージ機付きエコキュート
- 食糧庫(パントリー)でローリングストック

これは感情というより経験ベースです。
「起きたらどうする?」を、先に日常側へ置く感じ。
③ 家事を楽に(工数削減・自動化)できる家
前提
- 料理は好き
- 片付け、掃除が嫌い
- 洗濯は内外併用?
動線
- おはよう動線が良い(朝バタつかない)
- ただいま動線が良い(リビングが荒れない)
設備
- 前開きミーレ食洗機 幅60
- キッチンからみんなが見える
- 自動風呂栓
- 脱衣→洗濯→収納が楽
スマート化
- アレクサスピーカー活用
- 各部屋 SwitchBot or Nature Remo
- 照明は主電源ON+赤外線制御?
- テレビ周り家電は裏に隠してスマートリモコン
- Wi-Fi電波強度大事
ロボット掃除機
- ロボット掃除機
- 基地が欲しい
- 家具浮かせる工夫
- エコバックス最新厚み103mm

ここは、家づくりというより“生活設計”に寄っています。
あとから何を足すか以前に、家側で吸収できるストレスを減らしたかった。
このチャートを見ながら考えた結果、照明は赤外線よりZigee規格に至りました。
④ 我が家が1番!と落ち着ける家
- 開けた瞬間に「素敵な家〜!」となる玄関
- 広い土間
- 大開口リビング
- 1人用移動式ハンモック
- 大人数入れるリビング

このあたりは数値化しにくいけど、残したかった部分です。
「帰ってきたときの空気」を作りたい、みたいな。
KINAの照明の影の出し方もこのチャートに貼り付けています。
⑤ 仕事がしんどくならない家
- プライベートと分離できるワークスペース
- 気持ちの良いワークスペース
- ドアtoオスぎりす職場45分以内
- ドアtoメスぎりす習い事最寄り駅22時に出て帰れる

家の中だけじゃなく、移動や時間感覚まで混ざっています。
当時の現実のメモが、そのまま残っている感じ。
⑥ 親族や友人を呼べる家
- BBQできるスペース
- 広々キッチン
- 大人数入れるリビング

“イベントができる家”というより、
日常の延長で人を呼べる余白が欲しい、に近かったです。
⑦ ずっと住み続けられる家
- 子育て〜老後まで
- 階段の幅を広く
- 一階完結できたらいいな…

ここは後半で効いてきそうだから、先に置いた項目でした。
⑧ 車が盗まれない・汚れない・電動化対応
前提
- 車の盗難リスク高
- オスぎりす車好き
理想
- 車が見れるインナーガレージ
具体施策
- ゲート内保管
- 5面を壁で囲う
- 電動シャッター(スマホ操作)
- 洗車用水道
- 200V電源

「車が好き」より、守りたいの方が強い。
この温度感も、当時のまま残っています。
工務店を決める前にやることが重要!理想を見失わないために
今回のポイントはここです。
工務店を決めるより前に作ったこと。
工務店を決めると、当然ですが「その工務店の前提」が入ってきます。
- できる/できない
- 得意/不得意
- 仕様の標準
- コスト感
それ自体は当たり前で、必要な現実なんだけど、
それに寄っていくと、「自分たちの理想」が薄くなります。
むしろ「自分たちの理想」を実現できる工務店を探したい
だから、先に作りました。
まとめ:理想に立ち返るチャートがあると迷いづらい
このチャートに正解はありません。
お金という現実を見る前にどんな暮らしをしたいのか。家族で出力してみましょう。
内容は
- Tシャツパンイチ
- 片付けたくない
- 玄関で「素敵な家〜!」
みたいな、想いを優先で作ると良いと思います。
家づくりは途中から「削る」「諦める」「代替案」になっていきます。
そのときに「どう暮らしたいか」を振り返る地図があれば、迷いづらくなります。
ぜひ皆さんも試してみてください。
iPhoneであれば「フリーボード」アプリですぐに作れます。
付箋をペタペタ貼って考えてみてください。






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