【スマートホームの作り方】初心者が迷わない「4階層」の仕組み!IKEA・SwitchBot・LIXILをAlexaで一元管理する実例公開

スマートホーム

「スマートホームって便利そうだけど、結局どういう仕組みで動いているの?」
「いろいろな機械が必要そうで、何から揃えればいいかわからない……」

そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか。
いきなりわが家の機械を紹介する前に、まずは「スマートホームがどうやって動いているのか」、その基本の構造(階層)を整理してみましょう。

ここが分かると、自分に必要な機材がパッとイメージできるようになりますよ。

このブログの羅針盤 ← わが家の考え方の記事はこちら
IKEAのスマート照明とAlexaで、家から「操作」が消えた話 ← 体験価値についての記事はこちら

1. 基礎知識:スマートホームは「4つの階層」でできている

スマートホームは、魔法のように勝手に動くわけではありません。実は、私たちが出した指示がバケツリレーのように伝わっていく仕組みになっています。
大きく分けると、以下の4つの段階(階層)が存在します。

Nano Banana PRO で作ってもらいました

① インターフェース(指示を出す入り口)

私たち人間が最初に触れる部分です。「ここから指示を出す」という窓口ですね。

  • スマートフォン(アプリのボタンをタップする)
  • スマートスピーカー(AlexaやGoogle Homeに「声」で話しかける)

最初はスマホ操作だけで始めることもできますが、スマートスピーカーを繋ぐことで、「声だけで家電を動かす」という体験ができるようになります。

② アプリ(司令塔・頭脳)

スマホやスピーカーから受け取った指示を、「どう動かすか」処理する場所です。
各メーカーが提供している専用アプリがこれにあたります。

③ ハブ・ブリッジ(翻訳・中継機)

アプリからの指令を、実際の機械(家電)が分かる言葉(電波)に変換して飛ばす中継基地です。
家のWi-Fiと、家電を操作する赤外線やBluetoothなどを繋ぐ「通訳」のような役割を果たします。

④ デバイス(実際に動く機械)

一番下流にいて、実際に物理的な仕事をする機械たちです。
電球、ロボット掃除機、鍵、スイッチを押すロボットなどがこれに含まれます。


つまり、私たちが「電気をつけて(インターフェース)」と言うと、「アプリ」が考えて、「ハブ」を経由して指令を出し、最後に「電球(デバイス)」が光る。この一連の流れがスマートホームの正体なんです。

2. 実例公開:わが家の「適材適所」な構成図

仕組みが分かったところで、実際にわが家が「どのメーカー」の製品を「どの階層」に当てはめているかをご紹介します。

わが家の特徴は、全ての機器を一つのメーカーで統一するのではなく、「餅は餅屋(その道のプロ)」の製品を適材適所で組み合わせている点です。

こちらも同じくNano Banana PRO で作ってもらいました

① インターフェース(司令塔)

  • Amazon Alexaスピーカー

わが家では、スマホを取り出す手間を省くため、音声操作(Alexa)をメインの入り口にしています。家族からの「〇〇して」という指示は、すべてAlexaが受け取ります。

いろいろな場所にアレクサが点在しているわが家

②~④ 実行部隊(メーカーごとの役割分担)

Alexaの下には、それぞれの得意分野を持つメーカーごとの「アプリ・ハブ・デバイス」がぶら下がっているイメージです。

【A】照明チーム:IKEA

  • アプリ: IKEA Home smartアプリ
  • ハブ: DIRIGERA(ディリフィエラ)
  • デバイス: TRÅDFRI(トロードフリ)電球など
わが家の照明の要、ディリフィエラ

【B】ロボット掃除機チーム:Ecovacs

  • アプリ: ECOVACS HOME
  • ハブ: ステーション内蔵
  • デバイス: N20 PRO、N8+
わが家のお掃除ロボEcovacs「くろバッくん」

【保存版】ロボット掃除機で迷わない!わが家の実例から導き出した「選択フロー」を公開

【C】建材チーム(窓・玄関):LIXIL

  • アプリ: Lifeassist
  • ハブ: Life Assist 2
  • デバイス: 電動シャッター
Lixil製品を動かすライフアシスト2。 家の建材をスマート化できる貴重な製品
  • アプリ: My Entrance
  • ハブ: 玄関扉に内蔵
  • デバイス: 玄関扉

【D】遊撃手チーム(隙間を埋める):SwitchBot

  • アプリ: SwitchBotアプリ
  • ハブ: SwitchBot ハブ
  • デバイス: 指ロボット(コーヒーメーカー用)、温湿度計、監視カメラ
Switch Bot のハブ製品。Switch Bot Hub2。最近はAI搭載型も出てきている。なんでもスマート化できる汎用性高い製品

純正でスマート化できない家電や、専門メーカーが決まっていない小物類については、拡張性の高いSwitchBot製品で補完しています。
その他、空調はダイキン、テレビはパナソニック、といった具合に、Alexaと連携できるアプリを持ったメーカーの製品を選定しています。

3. 運用ルール:日常は「声」、設定は「アプリ」

このようにメーカーが分かれていると、「操作するアプリもバラバラで面倒じゃない?」と思われるかもしれません。
そこでわが家では、「表(日常)」と「裏(設定)」で明確に運用を分けています。

日常の操作は「アレクサ」と呼ぶだけ

普段の生活で、各メーカーのアプリを開くことはほとんどありません。
各メーカーのハブをAlexaと連携(スキル連携)させているため、「アレクサ、リビングの明かりをつけて」と言うだけで、Alexaが適切なルートを通って指示を届けてくれます。

裏側の設定(アプリ)は必要な時だけ

各メーカーのアプリは、あくまで「設定」や「細かい調整」のために使います。

  • SwitchBot温湿度計: 月に1回、温度変化のグラフを見たい時。
  • エコバックス: スケジュール外の特定の場所だけ掃除させたい時。
  • ダイキン(エアコン): シーズン初めに冷房運転か暖房運転かを設定をする時。

このように、「必要な時だけ裏口(専用アプリ)から入る」という運用にすることで、普段の使い勝手をシンプルに保っています。

4. 失敗談から学ぶ:なぜ「アプリ」を分けるのか?

賃貸の時代に「とりあえずスマートホームにしてみよう」という考えからスマートリモコンを複数導入している時期がありました。しかし使ってみたからこそ分かる”気づき”がありました。

「どっちのアプリ?」問題

例えば、SwitchBotとNature Remo(ともにスマートリモコン)を併用していた頃。
「照明を消したい時、どっちのアプリを開けばいいんだっけ?」と迷う場面がありました。音声操作で使っているときは問題ないのですが、操作がうまくいかなかった時。一度設定をリセットしたい時にストレスでした。物理スイッチを押すロボットなのか、赤外線なのか……仕組みを暗記していないと直感的に操作できなかったのです。

「アプリのクセ」問題

各アプリでそれぞれ場所の命名や機器のグループ化、など色々と設定が可能です。
しかし、Alexaと連携させたときに実行部隊側のアプリの中で同じ名前が存在すると作動が安定しないことがありました。たとえば、リビングに赤外線で作動する照明と、物理スイッチで作動する照明が存在すると、「リビングの明かり消して」という命令の”リビング”をどのアプリで命名するのか、設定が煩雑になることがわかりました。
※このあたりは後日まとめる予定です。

この経験から、現在は「機能とアプリを一致させる」というシンプルなルールに戻しました。

  • IKEAの照明をいじりたい → IKEAアプリ
  • ロボット掃除機の設定 → エコバックスアプリ
  • エアコンの運転設定 → Daikin APP

「餅は餅屋」でアプリごと分けてしまった方が、結果的に「迷い」がなくなり、ストレスフリーに運用できています。

まとめ:入り口はひとつ、中身はプロにお任せ

スマートホーム構築のポイントをまとめると、以下のようになります。

  1. 仕組みの理解: 「インターフェース → アプリ → ハブ → デバイス」の流れを知る。
  2. 機器選定: 性能重視で各専門メーカーを採用する(餅は餅屋)。
  3. 操作の統合: 日常操作はAlexaという「一つの窓口」に集約する。

これからスマートホームを始める方は、まずは「スマホで操作できる機器(デバイス+ハブ)」を一つ導入してみて、慣れてきたら「スマートスピーカー(インターフェース)」を追加する、というステップで進めてみてはいかがでしょうか。

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